映画「グーグーだって猫である」 [映画 (。-_-。)ポッ]
http://www.gou-gou.jp/top.html
私、立ち見をしたり、長時間待ったりするのが苦手なので、映画が公開されて けっこう日が経ってから見に行きます。
この映画について あらかじめ 人のブログ記事を読んだりして得ていた知識は
「猫を可愛らしく撮ったお子さま向けの映画ではありません」
「ペット ロスを描いた映画」
でした。
ポスターや予告編で可愛らしいアメリカン・ショートヘアの猫ちゃんの写真を見て 猫好きの人が「猫 大好き」の気持ちを満喫しようと思って行くと肩透かしを食らわされます。
というような意味のことも書いてあったと思います。
ということで ペット・ロスの映画なんだ・・・・と思って私は観に行ったのですが、そういう部分もあるし
うんうん(^-^)
この映画は原作者の 漫画家:大島 弓子さんの自伝的作品だそうです。
大島 弓子さんの作品(漫画)、を私が読んでいたのはそれこそ「大昔」でした。
週刊の雑誌に掲載されるものを読んでいたので、ある年齢になったときに読者でなくなったのです。
それでも読んだ作品のうち 印象深くて何十年も覚えていたものを一つだけ数年前(文庫版なのが残念ですが)買い直しました。(35年位前のものだと思う・・・って書いたら 驚きますか?)
私にとって大島弓子さんはそういう仲の漫画家さんです。
私が読者でなくなった後に 私が読んでいない代表作が出て、映画の中でも紹介されていまして
あぁ、こんな作風だったな・・・って懐かしく思い出しました。
大島弓子さんの作品をたくさんご存知ののファンの方であれば、この映画の中の一つのセリフを
かなり深く味わうことが出来ただろうな・・・
私の古い古い記憶では、「そういえば そうだったなぁ」くらいしか共感できなくて、それは今回残念に思ったことでした。
小泉今日子さんの演じた 漫画家の麻子さん、きっと大島弓子さんはこんな人だろうなぁと髣髴させるもので好演だったと思います。
私が 彼女主演の映画を見たのはこれが2本目です。
1本目はかなり古いのですが「怪盗ルビィ」
真田広之さんと共演で、監督は イラストレーターの和田 誠氏。
「怪盗ルビイ」を見たときも思ったのですが、この作品を見ても あらためて感じました。
映画を作っている人 みんな 彼女が好きなのね (^-^)ニコ
この記事を書きながら「怪盗ルビィ」について検索してみました。
1989年の作品ですね。
↑ には「良質なアイドル映画」
「見終わっても何も残らない」
「劇場で見る必要はなくて むしろ独りで過ごす休日(やその前日)の夜、自室でゆるゆる過ごしたい時などに、椅子やベッドに寝っころがって観るのに最適かも」
と書いた コメントも掲載されています。
今回の「グーグーだって猫である」もある意味同じかもしれません。
ただし「見終わっても何も残らない」というのは、過剰に人の感情を刺激しないように表現はセーブされています」と読み替えていただいたほうがいいかな と
けっこう深刻な内容を 見る人の感情をひどく刺激することのない様に作られているので、人によっては物足らないように感じられるかもしれません。
基本的にネタバレを避けることにしているので ストーリーは上のHPで見ていただいて、私はそれより踏み込んだことは 書きませんが ラストに出てくる 麻子さんの言葉をここに書いてしまうことがこの映画の全てを語ってしまうようにも思います。
だけど、これは映画のチラシにも書いてあることだから 悪く思わないで下さいね
グーグーが長生きしますように
病気しませんように
事故にあいませんように
この家の生活が楽しめますように
そして天寿を全うしたら
このわたしがグーグーを送ることができますように
きっとこの願いは 猫を飼う人だけでなく 動物と一緒に暮らす人が皆 思っていることでしょう
この言葉を 小泉今日子さんの語りで聞いて
今は自分はペットを飼っていないのに 大きく共感してしまいました。変ですね(^-^)ニコ
ラストで小泉今日子さんの歌が流れます。
こういう作り方はやっぱり昔のアイドル映画めいてもいますが とても心地よく聴きました
彼女以外のことを書くとすると、準主役として出ている上野樹里さん。
彼女が出てくると、画面が引き締まりますね。
すでに有名で人気のある女優さんだけど これからますます楽しみな人だと思います。
マヌカン☆
ずっと一人で暮らしてきたのだけど、最近ネコを飼い始めた知り合いがいます。
彼女も同じ事を言ってました。「自分が先に死んだら、この子を看取るのは誰なんだろうと思う」って。...私も大島弓子さんは、ある時期までけっこう読んでいたけど、すっかり忘れていました。
久しぶりに読んでみたいし、この映画もみたいなあ、キョンキョンは、同年代なんですよねえ。
by snorita (2008-09-29 09:28)
私、一人暮らしをしていた8年間、母に託した猫に会いたくて仕方なくて 続いた休みがあるたびに大阪から広島まで帰っていました。
お友だちの気持ち、よく判ります。
猫を 育ててきた自分以上に大事にしてくれる人って なかなか思いつかないと思います。
映画の中で 「麻子さんが全集を出した」ことになっていて、そこに収録されていた作品のタイトルは見覚えのあるものでした。
多分 本当に発行されているのだろうと思います。私も読みたいと思います。
キョンキョン って昔から人気があったけれど、今でも若い人からも人気があるなんて羨ましい限りです^^
by マヌカン☆ (2008-09-29 23:18)
大島弓子さんは、きちんと作品を読んだことはないけど、ものすごく有名だから知っていて、そしてある時期から過去の人になっていた人― みたいな感じでした。
数年前に「ちょっと待って、神様」というドラマを見たとき、原作が大島さんと知って、「こんなにいい話を描いていたんだ」と思いました。
この作品は、漫画を先に読んでみました。
とてもよかったです。
映画はもう少したってから見ようと思います。
by Sho (2008-09-30 02:31)
shoさんがコメントを付けて下さったのを携帯で読んで、帰宅して大島弓子さんの作品を検索してみました。
「グーグーだって・・・」の原作、他 タイトルだけ知っていて読んでいない作品がたくさん。
私が、以前文庫で買った作品は「銀の実を食べた?」です。
この作品はなんとなく年月がたっても忘れられませんでした。
文庫で読み直すのは 見づらいのですけれどね(--;
本人が選んだ作品集の1巻目が出たばかりのようなので それを読んでみる事にします。
「グーグーだって猫である」:この作品は 好きな人と 詰まらないと思う人にハッキリ分かれるようです。ゆるい キャラ(が わざとらしいと書かれていたり)の主人公だし 猫を見ようと思ってみると そんなにたくさん猫が写っているわけでもないし・・・・で。
私はこの作品、好きです^^
by マヌカン☆ (2008-09-30 21:03)
何も残らない・・・でもいいと思うなぁ。
映画って、娯楽じゃないですか。
見ている間だけ、違う夢を見てるようなもんでしょ?
後で考えさせられるより、きっと楽だし。(笑
by たいへー (2008-10-01 10:52)
「何も残らない」を見たときに なんとなく「ちぇっ!」っていう雰囲気を感じてしまったのですが、言葉通りだったのかもしれませんね
映画を見ているときは 確かに別世界に足を踏み入れて楽しませてもらっています。^^
ラストがハッピーでも、悲しいものでもどちらでも とにかく後味の良い映画が私は好きです
by マヌカン☆ (2008-10-02 23:44)