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映画「酔いがさめたらうちに帰ろう。」 [映画 (。-_-。)ポッ]

映画記事を書くのはずいぶん久しぶり


ほとんど何も出来なかったこの正月休みだったけど、最終日の今日 映画館に出かけることにしました。



マヌカン☆のブログ-yoigasametara H23.1.4

予定していた映画が時間の都合で無理だとわかって、急に調べて選んだものですが結果的にいい選択でした。



「酔いがさめたらうちに帰ろう。」すっきりしていいタイトルだけれど、これは西原理恵子さんの元夫の書いた本を映画化したもので、映画の公式サイトには著者紹介としてアルコール依存症と闘って克服したけれどもガンで亡くなった旨が記されていた。


、「正月に人が亡くなってしまう映画を見るのはどうかなぁ」という気もしないではなかったのですが、映画館のサイトで映画紹介の記事を見ているうちに「行こう」と決めた。



テーマは家族愛 なんですね。

アルコール依存症が基で離婚した主人公が家族のもとに帰ろうとして依存症を克服しようとする物語。その治療で入院した病院で主人公はいろんな人を見ることになります。

病院生活で知り合う患者達は、突然感情を抑えきれなくなって暴力に走ったり突拍子も無い行動を起こしたりするけれど、その間の記憶はあまり無いんですね。


そして、それは主人公自身にも当てはまることではあるのですが・・・





病院生活は、通院での治療が失敗したから始まりましたが、はじめはそこまでの治療が必要だとは思われていなかった。

まず、主人公の妻が知り合いの医者に治療の相談をします。


医者が彼女に訊きます

「アルコール依存症になった原因と思われることを教えてください」


「彼は戦場カメラマンとして、戦地で地獄を見たんです。酒量が増えてしまったのはその地獄を見ることに堪えられなかったからだと思います」


医者は冷静に答えます。

「奥さん、地獄を見ることと 地獄の中で生きている者と、どちらが苦しいと思いますか?」

なるほどなぁ・・・・・と私はここで思います。




医者はまた言います。

「アルコール依存症が他の病気と違う点があります。

それは、心底から同情されることが無いということ。医者からすらも・・・」自己責任というわけですね。



映画は、酒を止めたつもりで止められず症状が悪くなっていく様子を淡々と描いていきます。

主人公は吐血を繰り返し、失神し 昏々と眠り続ける。



「地獄を見ることと・・・」のセリフを聞いた私はなるほど と思いながら映画を見続けているのですが、終盤その気持ちは変化していきました。



この映画は、過剰に涙を誘おうとする演出はありません。

主演の浅野忠信さんも、淡々と演じられるし妻役の永作博美さんも元夫には口の悪い明るい(元)奥さんです。


治療で入った病院の同病の患者を演じているのは、名前を知っている人も知らない人も、顔はよく見知った名優ぞろいです。

すったもんだの病院生活の終わりに「体験発表会」があるのですが、浅野忠信さんの演技が見事だと思いました。


前述の「戦場で地獄を見た」話が原因だったと語る口調は普通のトーンです。

だけど、一つ、二つ語ったそのエピソード、それを見た彼がやはり酒に逃げずにいられなかったのは人として当たり前のことだと思いました。



一日24時間酒を飲み続けるような飲み方をしていましたと語る彼の体はもうボロボロだったのだけれど、なんとかアルコール依存症の治療は終了。

だけど・・・・・



この映画のラストは素敵でした。

悲惨な話なのですが映像は優しいです。

終わりに使われていたのが忌野清志郎さんの歌「誇り高く生きよう」。



このアルコール依存症という病気によって誇りはかなり傷つけられたけれども、彼には戻りたい、受け入れようと待っている家族があったことが何よりもこの映画の救いです。



by マヌカン☆





映画「シーサイド・モーテル [映画 (。-_-。)ポッ]

半年位ブランクが出来てしまったけれど また映画館通いを復活させることにしました。



今日見てきた映画はこれです  ↓


seaside motel h22.6.6.jpg

こちらが 公式サイト   

http://seaside-motel.net/



実は、この映画を見に行くのは今日決めたことなので公式サイトは 私も

今 エントランスを見たところです(笑)


「無事チェックアウトできるのは誰!?」って、このポスターの一番下にもコピーが入っていますね。

漫画が原作の作品だったのも今知りました。


劇場ではまだ公開2日目で、おそらく生田斗真さんのファンがいっぱいで立ち見になるのではないかと覚悟していきましたが、なんとか席に着いて鑑賞することが出来ました。

遅めの16時半からの回にしたのが良かったのかもしれませんね



この頃の映画は全部がそうなのかしら?と思うほどですが、この映画も「製作委員会」が結成されて作られている作品です。

私はこの「製作委員会」の字を見ると少しがっかりするのですが、それはまぁ 置いといて・・・・



個性的な俳優さんがたくさん出演されているので、「誰」と決めてはいませんがその演技を楽しみに行きました。


うまいなぁと思ったのが玉山鉄二さん。

3,000万円を取り立てに(というか、ヤキを入れにっていう感じですかね)幼なじみを追っかけてモーテルの一室に押し入るヤクザという全体にテンションが高い役柄ではありましたが、一本調子にならず ちゃんと性格がある一人の人間が演じられていました。


もったいないなぁ と思ったのが古田新太さんと温水洋一さん。

このお二人はもちろん上手で存在感があったのに、その割には役にストーリーが無かったのですね。



やっぱり「製作委員会」作品だからかなぁ・・・・なんて思うのはこういうときです。

見せ場や登場シーンは別の人のために多く割かれていますね。


麻生久美子さんの魅力が以前より判るようになってきました。

映画出演の多い女優さんだとは知っていたけれど、「ウルトラミラクルストーリー」の時には「どうして こんなに人気があるのかな?」って思っていました。


「いいな」と思うようになったのは、彼女の力が増したのか、見ている私が成長したのか・・・・・どちらも当たりかな^^



「素晴らしい」とか「感動します」というジャンルの作品ではありませんが、いいセリフも出てくるし、中年夫婦のちょっと一言ではいえない哀感も見ることが出来るし、一風変わった「恋」のかけひきもあったりして みどころは結構あり 楽しめます。

よかったら いかがですか?



by   マヌカン☆   


映画「悪夢のエレベーター」 [映画 (。-_-。)ポッ]

akumu official top.jpg

大阪では、シネマート心斎橋と、シネリーブル梅田で公開されていて、あとは堺の1館のみでの公開。

東京での公開から遅れること1週間の、今日が初日でした。

ミニシアター系の映画なので、見ようと思っても劇場で見られない人は多いのではないかと思います。

劇場で、ポスターや写真 出演者の直筆のコメント等が掲示されていたのをみて興味を持ったので前売券を買って、公開を待っていました。  

オフィシャルサイトです→      http://www.akumu11.jp/ 

上の写真は、オフィシャルサイトのトップページ。ポスターもこれと一緒でした。

内野聖陽さんと、斉藤 工さんをスクリーンで見るのを楽しみに行きました うん!(^-^)

 この映画には原作本があって、それはベストセラーになっているということなので 原作がどんなにアレンジされているのかと興味を持って見に行く人も多いかもしれませんね。

 ストーリーはというと、オフィシャルサイトおよび公開されている情報としては

・刑務所から出てきたばかりの犯罪者

・不倫をしている若い夫

・ゴスロリで自殺願望のある女の子

・超能力のある一般市民

が登場人物。

 この4人が深夜のエレベータに閉じ込められているところから物語りは始まります。

犯罪者は警察などに助けを求めることを嫌がり、女の子はカッターナイフを振り回し手をつけられない・・・ということで、大声で助けを呼ぶことも出来ない状況。 

もちろん、エレベータ内の非常電話は繋がらず 監視カメラに管理会社が気づく気配も無く、操作盤のボタンはどれも利かない。

斉藤 工さん演じる若い夫は、不倫相手の女性の部屋から妻の出産に立ち会うために大急ぎで家に帰ろうとするためにエレベータに乗っていてこの難に遭いました。

離婚をするつもりは無さそうだけれど、妻への愛情があるのか、それともなくなってしまったのかは定かではない描き方をされています。

うすうす状況を察していると思えなくも無い身重の妻は

「出産のときだけは一人にしないでね。

約束を破ったら・・・・・・・・・『針千本』というと嘘になるから、1本だけでいいわ、本当に飲んで」 

 だから、夫はこの密室状態からなんとかして抜け出そうと必死です。

 4人が閉じ込められているところから物語が始まったと先に書いたけれど、場面としては この若い夫が気絶していたのが意識を取り戻していくところから始まります。 

 密室の状況が険悪になって、延々とこれを見せられるのはしんどくなりそうだなと思っていたら、ストーリーは意外な展開を見せます。

密室の描写は終わって、某オフィスへ 某家庭へ 某部屋へ そして夜空を仰ぐマンションの屋上へ、そしてさらに場面は変わります。

 私は屋上での場面がとても気に入りました。

内野聖陽さん演ずる人物が 死のうとする人物を思いとどまらせようと話しかけます

「最悪な一日だったんだ」

女性も「最悪なことがあったの」

 「死んじゃいけない」

「生きていればこれから いいことがあるの?」

「そうだ  いや・・・・・明日は 最悪だった今日よりもっと悪いことがある」 現実に彼女にそれがあることを知っているから 励まそうとした言葉が一瞬とぎれた。

「最悪だった今日よりももっと悪いことが起こるのに それでも生きて行けというのね」

「悪いことは いくらだって起こるんだ、後から後から起こる。それでも生きていかなくちゃ行けないんだ」

「そう・・・・その たくさん悪いことが起こるのを楽しみにしながら生きていかなくちゃ行けないのね」

 台本を持っているわけではないので、思い出して書いてみて ちょっと違うような気もするけれどこんな風に会話は流れて行って 女性は屋上から飛び降りるのを止めにしました。

ストーリーがせっかく練られているので、ネタバレにすまいと思うと これくらいぼやかして書かなくてはなりません(笑)

この場面の後にもさらに話は展開していくので、自分の好みとしては「そこまで練らなくても・・・」ですが、よく出来ている作品だろうと思います。 

上から目線で言うと「人間って こうだよね」って、細かな部分で納得させられる部分もあって、感心させられました。

 この映画、斉藤 工さんをはじめ 他の共演者の方も良かったけれど、とにかく内野聖陽さんの演技に目をひきつけられました。

本当に隙がないというか・・・・細かなところも大胆なところも見事に演じられていました。

 さて、この映画のテーマは一体なんだったんだろう・・・・劇場に掲示してあった、俳優さん直筆の文書は、屋上のシーンをふまえたもの

「どんなに 絶望的な状況でも生きていくしかない  そういう人生に対する愛情 エール」と書かれていたと思うのだけれど(メモして帰ればよかった・・・・反省)  このシーンからあとの展開で、このメッセージは薄れてしまったように思います。

とはいえ、コメディミステリーホラードラマ これらの要素が全部織り込まれているこの作品は、希少価値がありますね。

「ホラー」の部分は 大堀こういちさんの演技に負うところが多かったと思います。

私にとっては始めてみる俳優さんだったのですが、ひょっとしたら今夜の夢に出てくるかもしれません。

 こわいよー Y(>_<、)Y

 by マヌカン☆ 


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映画「ディア・ドクター」 [映画 (。-_-。)ポッ]

dear doctor  H21.6.27.JPGなんとか 写真を載せられたようです (^_-)vブイブイ
でも、このノートパソコン 怖ろしいことにこの頃ときどき「カチカチッ」って音がするんですよね・・・・・

さて、本文。

公式HPです

http://deardoctor.jp/

週明け、月曜日の夜は NHK午後8時放送の「鶴瓶の家族に乾杯」を毎週見ております。

別に、彼が「タイプ」というわけではなく、母の付き合いで見ていたのですが そのうちなんとなくハマッてしまったんですね

その馴染みの鶴瓶さんがなんと映画の主役に・・・・

と思ったら、けっこうテレビで俳優さんしていらしたようで 「先生役とか、他のものも見ましたよ」という人がありましたし、上の 公式HPを今 見てみたら映画出演も何作かあったのですね。

それで納得。

見事な演技ですね、彼は。

そういえば 「落語」も ずっと一人でお芝居しているようなものですものね うん(^_^)

映画について

ポスターに「その嘘は、罪ですか?」とありますね

「嘘」は2つあります。

サイトを見ても、映画の紹介記事を何かで見てもすぐに察せられることだから書いてしまいますが

「ニセ医者」であることと、患者に頼まれて「嘘」をつくこと。

この2つの嘘が柱となってストーリーは進みます。

シンプルな話なんですよ。

のっけから 失踪事件が起こっているし・・・・・w

ストーリーはシンプルだけれど、映画はシンプルではなくて 「さすがに『ゆれる』を撮った監督だわ」・・・・と思いました。

「西川美和監督と、『ゆれる』に出ていた香川照之さん」だから 見に行ったのですが、予想以上に良かったです。

「善悪って 何だろうな・・・」

「母親は子供のために嘘をつくんだ・・・・」

「この人 きっとうすうす察していたに違いないわ」

「あ、わざと冷たい応対して 煙幕張ってるな・・・^^」

出てくる人が 名優ぞろいで、脚本(西川美和さん)がよくて ずっと飽きることなく引き込まれて映画一本見てきました。

初日に行ったのと、前日の「きらきらアフロ」という鶴瓶さんの番組で試写会の様子が紹介されたこともあって、上映1時間半前に窓口に行ったにも拘らず 整理券番号は110番。

これを含めてあと席は3つで終わりでした。

きっと、私の110番は、前回の上映で見られなかった人が1回遅らせた結果ですね^^

上に書いた番組では、ずっとその映画のことを取り上げていましたが 

鶴瓶さんが言いました

「実は 映画のラストについて 自分は納得がいかなかったんです。「だけど、ずっと 撮影が進んでいくにつれ  あれでいいんだ と納得がいきました」

その言葉が映画を見ている間中 気になっていたのですが、いよいよそのラストを見て 鶴瓶さんの「納得がいかなかった気持ち」も「納得しました」も両方わかりました。

これ以上書くのは かえって申し訳ないような気がするので控えますが、「見ようかどうしようか」と迷っていらっしゃる方があれば「どうぞ ご覧になって下さい」とお勧めしておきます。

そして「ラストについて どう思われますか?」と訊いてみたい気もします。

by  マヌカン☆


タグ:鶴瓶

映画「ウルトラミラクル ラブストーリー」 [映画 (。-_-。)ポッ]

urutolamirakuru H21.6.14.JPG 

この頃 「マツケン」といったら この方のことなのですね

ちょっと前までは 松平 健さんのことだったのに・・・・

てっきり 「健」さんだと思って聞いたのが 違うと判ったときに 「マツケンサンバがあんなに流行ったし、まだ 健さんは 過去の人じゃないのに」と思ったけれど

新マツケン が並みの勢いじゃないんだ ということで納得することにしました うん(^_^)

健さん ごめんね・・・・

( 「学と食」という健さんの映画が良かったので記事を書こうとして書きそこねちゃったけどまた いずれ)

さて、

新マツケン(以下 「マツケン」って書きますね)、好きなんです (#^.^#) エヘッ

「ウルトラミラクル ラブストーリー」はこんな映画

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id332832/

公式HP はこちら

http://www.umls.jp/

スクリーンで彼を見たのは 初めてです。

テレビドラマで見ていて、演技が上手いだけではなくて 人を惹きつける力があるんですよね

前の映画は、「行こうかなぁ・・・・」って迷っているうちに見損ねました。

この映画、公開すぐだときっと混んでいるだろうからと思って 第3週の おまけに午後4時40分の上映まで待って見に行きました。

大きな映画館と ミニシアターとで上映されていたので、もちろん ミニシアターを選んで。

上映直前で整理券番号44だったから 首尾は良かったかな^^

さて、この映画、私としては「マツケン」を見るのが目的だったので、けっこう堪能できました 

ストーリーは

「頭の中の配線が おかしいんじゃなくて 人と違うだけだよ」って 子供の頃からかかりつけの医師に言われながら育ってきた25歳の男の子が 東京からやってきた保育士の先生に恋をする物語。

彼は天真爛漫というか、やっぱり子供っぽい人なんです

朝起きて野菜を作りに畑に行き、そしておばあちゃんのところでご飯を食べ、おばあちゃんと野菜を売りに行く・・・そうして生きています。

いつもはおばあちゃんと販売して回るところを 一人で売りに行くと、お客とけんかして商売物で投げあいしたりして・・・・

恋人が他の女性とドライブ中に死んでしまったという辛い過去を持つ町子先生(保育士)は、子供っぽい彼につきまとわれて困ってしまいますが、「僕だったら 浮気なんてしないよ」と真顔で言う彼の言葉はきっと嬉しかったのでしょうね

初めは冷たかった町子先生も彼に異変が起こってからは優しくなりますが・・・・

「頭の中の配線が違う」一途な男の子の恋の顛末は

さて 叶ったというべきか 叶わなかったというべきか・・・ちょっと微妙

けっこうブラックな味もある作品です。

セリフは全部「青森弁」。

はじめ 町子先生が 青森に着いて 道を歩いていると

「 危ないよ

  農薬をまいているヘリコプターが飛んでいるから」と声を掛けられたらしいところがあったのですが、まだ耳が慣れていなかったためか、私には聞き取れませんでした。

スクリーンの中で いきいきと輝く一人の俳優さんを見に映画館に足を運ぶというパターンも数年前から出来てきました。

この映画が自分の好みかどうかは少々微妙だけれど マツケンはやっぱり良かったなぁ^^

by マヌカン☆


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映画「スラムドッグ$ミリオネア」 [映画 (。-_-。)ポッ]

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今日は電卓を傍らにおいての更新です。
実は「下書き」が3つ溜まってしまって・・・・最新のこれだけでもなんとか記事にしたいと思いまして(^-^)ニコ
4月26日、日曜日に見てきたのがこの 「スラムドッグ$ミリオネア」です。
「ミルク」と「スラムドッグ$ミリオネア」どちらもたまたまアカデミー賞受賞作品で、さてどちらから見ようかなと迷ったけれど、
「明るい話がイイ  d(⌒o⌒)b♪」・・・・ で こちらから先に
さて、映画のオフィシャルサイト   http://slumdog.gyao.jp/
 このところ映画を見に行くたびに見せられていたこの映画の予告編、↑ サイトでも流れています。
クイズ番組で最高の賞金2,000万ルピーを目前にして、主人公ジャマールは「答を前もって知る=不正を働いている」という容疑で警察で取調べを受けています。
ジャマールは、スラム出身で無学のテレフォンセンターの助手。
クイズ番組の収録で司会者は訊ねます。
「助手って具体的には何をするの?ジャマール」
「お茶汲みです」
「ほぉー・・・・・お茶汲みぃ」
1問目には好意的に応援してくれた司会者だったけれど、ジャマールが正解を重ねていくにつれ驚きを露わにします。
「どうして 君が?」・・・・まぁ こういうことですね。
医者や弁護士ですら正解を続けて行くことが難しいこの番組で、どうしてこのお茶汲みの若造が?この疑問を抱えたまま司会者は番組を続けていくのですが、全問正解まであと少しというところになって
「時間の関係で収録はまたあとで」
司会者はジャマールを警察につきだします。
映画はジャマールが警察の取調室で、取調官に聞かれて自分が出した正解、その答を知っていた背景を描いていきます。
クイズショーでのジャマールの答えの1つ1つは、彼が兄・恋人ラティカとともに送ってきた幼少の頃からのスラムでの過酷な人生の中でたまたま偶然 知りえた知識でした。
こうして文を書いていても思うのですが、ストーリーはとてもシンプルです。
だけど、ジャマールと兄の関係。二人の歩んだ道の違い、そうして結末。
「境遇」とか 「性格」とか 「運」とか 「因果応報」とか ・・・そういうことをとりとめも無く考えて、そうして軽く流して、また ふっと頭に浮かんできて・・・・
私にとって「スラムドッグ$ミリオネア」はそういう映画となりました。
もともとハッピーエンドの映画だけれど ラストのサービスというか・・・・これがあって、晴れ晴れとした気持ちで劇場の席を立つことが出来ましたよ。 
さて、これを書くに当たって用意した電卓。
2枚目の写真(たまたま映画の翌日の夕刊に資料になるものがありました)の記事を資料として、2,000万ルピーがどのくらいか換算してみようと思いました。
そうそう・・・「ムンバイ」は元「ボンペイ」という地名であったところです。
記事によると、米粉を使う蒸パン「イドリ」2個、これにスープ状の野菜カレーをかけたもの2個が5ルピーで、これは現地の物価感覚でも手ごろなものだそうです。
さて、手ごろなこの食べ物・・・・
たとえば「イカ焼き」で有名な阪神百貨店のフードパークで販売するとしたらいくらだろうと考えて 勝手に300円かなって 見当をつけました。
で、5ルピーが300円であれば 2,000万ルピーは12億円
2,000万ルピーがとてつもない金額であることは、番組収録が進んでいくに連れて周囲の緊迫感が高まっていくことで判るのだけれど、クイズ番組の賞金にしては この換算結果は やっぱり高すぎでしょうかね


上のサイトで換算してみたら、結果が3,987万5,252円なんです。
これだったら、たとえ司会者がジャマールに不審感を抱いたにしても、警察に突き出し その結果として拷問に掛けられるなんてちょっと 変だと思ったので柄にも無く電卓と新聞を傍らに置いての更新となりました
(^-^)ふふ
by マヌカン☆

タグ:映画

「映画は映画だ」という映画 [映画 (。-_-。)ポッ]

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久しぶりに劇場で鑑賞です。

公式HP

http://www.eiga-eiga.jp/

こんな映画です(以下、チラシの文章を借用)

出会うはずの無かった二人の男、俳優”スタ”とヤクザの”ガンペ”

気性が激しいスタは映画の撮影に熱が入るあまり、次々と共演者を病院送りにしてしまう。

そんな彼の相手役を引き受けるものなど誰もいない。

困った彼は偶然出会ったヤクザのガンペに相手役を頼み込む。

俳優の夢を捨てきれずにいたガンペは、出演する代わりにある条件を出す。

それは、二人のe(^。^)g_ファイト!!シーンを実戦で行うこと。演技ではなく体と体を本気でぶつけ合い、相手が倒れるまで闘うということだった。

果たして”映画”は完成するのか・・・・・その先に待っている二人の人生の行く末は・・・・・

「シネマート心斎橋」という、私がよく行く映画館のこの映画に対する思い入れが大きいのはひしひしと感じられたが、実際に毎日1度は「満席」となるヒットだとのこと、良かった (^-^)ニコ

ミニシアターで映画を見るのが私は好きなのだけれど、「こんなにいい映画がどうして?」と思うほど観客は少ないです。

だから、「毎日少なくとも1回は満席になる日が続いています」という支配人さんのブログで、それがどれだけ嬉しいことなのか よーく判ります。

ところで、主演の二人が韓国のトップスターであることで観客動員が期待されていたのだけれど、実のところ私はこの二人を知りませんでした

m(_ _)mスミマセン

知らないので二人のトップスターには興味がなかったのに「見よう」と思ったのは「予告編」に惹かれて。

前売り券を買って帰ろうとしたところ先客がいたのだけれど、なんとその女性は8枚購入しているところでした。

前売り券には特典としてグッズが貰えたのですが それにしても8枚いっぺんに前売り券を買う人を見たのは、生まれて初めてのことでしたよ(私、けっこう長く人生やってます)

前説はこのくらいにしておいて

映画について^^

実は『映画は映画だ』というタイトルが、「なんだか変だな」とずっと引っかかっていて、映画を見ているときもそれが頭の片隅に残っていました。

「映画は映画だ」・・・・当たり前だもんね うん(^_^)

頭に「しょせん」という言葉があれば意味は通じるのだけれど

 A=A ・・・・「犬は犬だ」「パンはパンだ」

   変だと思いません?(~ヘ~)ウーン

見終わって思ったのは、やっぱり「しょせん」を付けて考えるとピッタシだなと・・・

この「映画は映画だ」は、主人公のうちの一人の悲しいうめきの言葉に思えました。

アクションシーンや、ヤクザと俳優の心の揺れ。

約束を守るためにヤクザがしたこと・・・・

ストーリーが進んでいくにつれ、頭の中に思い描いたラストと、実際のエンディングは違っていました。

二人とも好演でしたが、それにしてもラストの迫力は「さすがは韓国映画」と思わされました。

見に行く直前に知ったのですが、キム・ギドク原案・製作の作品でした。

やっぱりタイトルには違和感をぬぐえないのですけれど、いい映画でした。

by マヌカン☆


タグ:映画

横を向いた猫の写真です [映画 (。-_-。)ポッ]

ご無沙汰しています

マヌカン☆です。

今夜はタイトル通り「横向いた猫」の写真です _・)ぷっ

いくらなんでも自分の写真を載せるわけには行かないので、愛猫のたろう君を^^

この写真は2週間前に映画を見て、記事を書こうと撮った写真です。

CDが置いてあるのでお判りの通り お気に入りとなった映画でした。horuten2   H21.2.24.JPG

だけど・・・・・・・・・・・・(×_×;)シュン

私、この映画を見に入って 10分も見た頃でしょうか・・・・・眠ってしまいました。

映画のせいではなくて 花粉症の薬から来る眠気

仕事中はなんとか大丈夫なのですが、土曜日の昼間での仕事を終え 映画館に入って その暖かな劇場で一気にホッと気が抜けてしまうのだと思います。

あぶない あぶない とは思ったけれど、この日はとうとう 10分と終わりの10分足らずを見ただけで その中間の時間は熟睡しておりました 

日頃見に行く映画と違い、なぜか この日は 私の整理券番号は67番(通常は20番以内です)

定年をまたぐ年齢の小父様達が見に来ていらしたのが 日頃と違う観客動員の 理由でした。

予告編を何度か見て、面白そうだとは思ったけれど過度に期待をせずに見た映画

・・・・だけど「これだけ (薬のせいで)寝てしまっては・・・(~ヘ~)ウーン」

私が見た 15分ほどの間は、物語は淡々と進んでおりました。

こういう(淡々とした)話だったっけ・・・・と予告編を思い出そうとしても寝起きの頭では無理

いったん劇場を出て、やはり心残りだったので通路にあるこの映画に関する掲示物を見た。

初めてですね

同じ映画で、引き続きの回のチケットを買って入り直したのは (-^〇^-) ハハハハ

はじめと終わりで合計15分以外の部分には、この主人公ホルテンさんの人生の小さな転機がありました。

「小さな」と書いたけれど、それはまだ起点だから。

67歳で定年、最後の乗車(運転士さんです)で初めて遅刻をして 仕事に穴を開けてしまったまじめな小父さんのこれからの人生に幸あれ! です。

はじめと終わりの 彼の乗った汽車が雪景色の中を走るシーンが美しいです。

そのときに流れる音楽も、とても印象深いもので それでいて日頃聴かない種類の音楽だったので CD買っちゃいました。

先週と今週は またしても劇場で同じくらいぐっすり眠ってしまうことが予想されたので、映画を見ることは先送りにしました。

見たい作品はあったのですけれどね

やっぱり 薬を替えてもらった方がいいのかしら・・・・・

因みに 「エバステル錠10mg」と「キプレス錠10」を寝る前に一錠ずつのんでいるのですけれどね

by マヌカン☆


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花粉症と「ララピポ」 [映画 (。-_-。)ポッ]

rarapipo  H21.2.7.JPG

今日は、会社に着くなり

「12時になったら、耳鼻科に行くので残りませんよ」と宣言

なんとか、「12:45迄 新患受付」の耳鼻科に駆け込みました。

今年は花粉が飛び始めるのが早いと言われていましたね。

自分はこの2日前くらいから 症状が出ていました。

花粉にはかなり敏感なタチなので、毎年人よりも早く発症しますが、花粉症人口が増えているためか 耳鼻科の待合には既に15人以上が座っていました。

計算が合うかどうかは判りませんが、

医師は3人いて、待ち時間が40分くらい。

待たされた後の診察は1分。

その後、ネブライザーという鼻の吸入が3分間。

10ヶ月ぶりだったので初診料が加算されて病院の支払いは1,500円

そして薬局で買う2週間分の薬代が2,380円

次回から診察代は下がりますが、2週間に一度この負担をするのがしばらく続くと思うと少々憂鬱です。

時間的に無理なので整形外科の通院を休んでいるので、考えてみると差引き同じくらいの負担かな・・・・・変なところで帳尻が合ってしまうものです

ともあれ、週一の映画は楽しみなので しっかり今日も行って来ました。

http://www.lalapipo-movie.com/

野心家の風俗専門のスカウトマン。
実はデブ専AV女優のアニメ声優。
言われるがままとことん堕ちていく元OL。
対人恐怖症の高学歴フリーライター。
スーパーヒーローを夢想するカラオケボックス店員。
ゴミ屋敷の主婦にして淫乱熟女。

↑ は上の公式HPからコピーしました。

予告編のノリの良さに惹かれたのかな・・・・・

けっこうその中でも (*^。^*)キャ な部分はあったのですが、数本の候補の中から「今日見るのはこれ!」決定です。

私は、「体と頭が疲れた~・・・・」って思うときには、あらかじめ選んでおいた作品の中から こういうぶっ飛んだ作品を観ます。

成宮寛貴さんのノリノリ演技(予告編の)と、UFOキャッチャーから空へ可愛いぬいぐるみが吊り上げられているのがなんだかワクワクさせてくれたもんだから

映画で「ネタバレ」の文を書かないように心がけているから、秘密にするつもりだったけれど公式HPのトップでしっかり書いてあるから 

「ララピポ」がネイティブな発音の「a lot of people」のことだと明かしてしまいますね。

その画面には しっかり

ああ 不真面目だよ 下品だよ

”それがどうした、下流だもの”

深刻なことを深刻に論じたところで

誰も救われた試しはないんですよ

という原作者の言葉がフキダシで入っています

これを書いている今 初めて見たんですけどね(笑)

確かに 下品でした(-^〇^-) ハハハハ

デパート勤めの可愛いOLが、スカウトマンの手練手管でAV嬢になっていくところも描かれているので、そういう場面もたくさんあるし、

高学歴フリーターの出てくるシーンではなんだか うんざり、げっそりする夢のない「モテない君」(古いなぁ・・・)の現実

上に挙げてある6人全部のHシーンがあって、なんだか映画全編そればっかり?みたいな感じもがします。

思い入れのあるSEXは描かれていなかったので、ここでは「H」単純ものに見えました。

みんな 「あららら・・・・・」みたいな生き方をしています。

それでも 「バカな女」と見下していたチャラ男(スカウトマン)は、彼女に対する認識をあらためなくてはならなかったし、濱田マリさん演ずる「ゴミ屋敷の淫乱主婦」も健全ではないけれども共感の持てる人物に描かれていました。

監督は「嫌われ松子の一生」「自虐の詩」の中島哲也氏だと書けば ご存知の方ならこの映画の雰囲気はある程度察していただけそうな気がします。

オーラのある俳優さんを映画で観るのは楽しいですね。

成宮寛貴さんは期待通りだったし、濱田マリさんも存在感があったし、

それにしても 中村ゆりさんって 女性の目から見ても本当に可愛くて魅力的でしたよ

けっこう楽しめる映画でした

by マヌカン☆


タグ:映画
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感情だけの映画紹介  「ヤング@ハート」 [映画 (。-_-。)ポッ]

image7421575[1].jpg 
いかがですか? このコピー
「それでも、人生は素晴らしい。」ですよ^^
「それでも」の重みを 私も判るようになりました・・・・・と 思う(ダケカモ) _・)ぷっ

 

 image9395850[2].jpg

梅田ガーデンシネマ 私の行きつけの?映画館です。

この映画の上映に当たって、こんな掲示物が作られていました^^
待ち時間を持て余す人のためにこうして 上映作品についての紹介がされています。

 

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パンフレットはともかく、サントラ盤CDを買ったのは今年の2月以来ではないかと思います。

写真の上のほうに少しだけ写ってるのは たろう の足。

カットせずに載せてやることにしました(^-^)ニコ

 

 

とここまで書いたのが11月30日。

 

先週土曜日 何を見に行こうかと一応は考えてみたのですが、この作品をもう一度見たという気持ちがやっぱり強くて。

 

今年、二度みた映画は「ダークナイト」「ビューテイフル・ルーザーズ」そしてこの「ヤング@ハート」の3作品です。

 

第1週が一日4回の上映 第2週が3回の上映。

第3週は朝10:30からの1回のみ。

残念ながら今日(12/14日曜)は見に行けませんでした。

3週連続の鑑賞はならず です。

 

どうして そんなに同じ映画を見に行こうとするのか おそらく不思議に思われると思います。

 

理由は このお年よりのロックコーラス に圧倒されるから

 

一瞬迷ったけれど CD買っておいてよかったと思いました。

毎日の通勤で聴いているから もう22回聴いた曲もあります(携帯がカウントしてくれているんです(笑) )

 

まったくの素人ばかりの集まりではありませんが、現役のプロを集めたわけでは決してありません。

そして 元気な人ばかりが唄っている訳でもない・・・・

ステージに立っていないときの彼らを傍目から見ていると完全にお年寄り。

70歳を越した人 80代の24人の集団は 見た目 かなり頼りないです

病気を持った人もいるし 記憶力が衰えてしまった人もいるし 音痴もいます  (ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-

 

 

とここまで書いたのが12/14で

いよいよ明日が見に行けるラストチャンス。

 

12/26までの上映だけれど、朝1回のみの上映だから 、土曜日が毎週半日出勤の この忙しい時期に見に行くのはなかなか厳しいです。

今日なんて 特別だけど 会社を出るのが10時になっちゃった・・・・・(本当に 間が悪かった)

 

明日 なんとかして見に行きたいと思っています

ええ

がんばりますとも・・・・・・

いまだに 毎日このCD聴きながら通勤しているんですもの

 

 

by  マヌカン☆


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